Orientation and Mobility分科会主催 講演会のご案内

Orientation and Mobility 分科会では、第30回視覚障害リハビリテーション研究発表大会で、下記のとおり講演会を開催致します。

開催要領

【日時】7月16日土曜日 16時30分~17時30分

【場所】現地(名古屋国際会議場・白鳥ホール)とオンラインのハイブリッド開催

【参加資格】大会参加登録者限定。
開催日近くになりましたら、事前登録者の方にはZOOMミーティングサービスのURL等を配信いたします。オンラインでの参加の方はご利用ください。

題目:「歩行訓練士」養成の経緯と現状ー日英仏米の比較

講師:清水美知子(フリーランスのO&M専門家)

講演の概要:

第ニ次大戦後まもなく、それ以前より長い「ロングケイン」と呼ばれる杖と体系的な訓練プログラムを組み合わせた失明傷痍軍人の歩行訓練法が米国の軍人病院において開発された。その訓練法は、以降、民間の訓練施設に普及し、1960年代には訓練法に関する講習会が世界各地で開催された。我が国では1970年に米国から歩行訓練士を講師として迎え、最初の歩行訓練講習会が開催された。その講習会は今年で52回目の開催となる。
歩行(オリエンテーションとモビリティ、以下OM)はいまも視覚障害リハビリテーション訓練の主要項目であるが、誕生から半世紀以上を経て、日本の歩行訓練士はOM以外の訓練項目や相談活動にも関わるようになっている。
今回のOM分科会では、英国、仏国及び米国の訓練士養成の経緯及び現状と比較しながら我が国のこれからの歩行訓練士の養成について考えたい。

講師のプロフィール:

1976 Boston College Graduate School of Arts and Sciences Division of Special Education and Rehabilitation 修了
1979- 施設/地域で視覚障害がある人の歩行訓練に携わる。
1982-2002 視覚障害者更生施設江南施設施設長
1988-2020 信楽園病院視覚障害リハビリテーション外来担当
2003-2012 耳原老松診療所・鳳クリニック視覚障害外来担当


※他の分科会でも大会において企画を実施しています。詳しくはプログラムや抄録集をご参照ください。