仕事を続ける、就職する

目が見えない、見えにくい場合であっても、見える人と同じように仕事をしている人が大勢います。けっしてあきらめないで、チャレンジしていきましょう!

目次

目が見えない、見えにくくても働ける!

IT技術の進歩により、視覚障害者のできることは、大きく広がっています。訓練を受ければ、パソコンもスマートフォンも使えることから、視覚障害者ができる仕事の範囲は、以前より大きく広がってきているのです。パソコンのテキストデータで処理できるものであれば、ほとんどの業務を支障なく行うことが可能です。
視覚障害者の仕事と言うと、昔は、三療(あん摩、鍼、灸、マッサージ)業しかないと考えられていましたが、今は、歩行訓練を受けたりITスキルのトレーニングを受けたり、また、仕事のやり方の工夫や仕事の分担を配慮してもらうことで、元の職場で仕事を継続したり、復職することも可能になりました。パソコンを音声で使用することで事務職を継続している視覚障害者も増えてきていますし、ITエンジニアや弁護士、学校の先生、大学教授、音楽家など、さまざまな職業で活躍する視覚障害者も多いのです。
あなたも、あきらめることなく、チャレンジしていきましょう!

働く視覚障害者の情報交換の場としては、下記の団体があります。
NPO法人タートル

また、「企業の皆様へ」のページも参考にしてください。

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視覚障害者の仕事としての三療(あん摩、鍼、灸、マッサージ)業について

江戸時代から今日まで、視覚障害者の適職として考えられてきた、三療(あん摩、鍼、灸、マッサージ)があり、今でも全国の盲学校(視覚支援特別学校)高等部で職業教育を受けることができます。
視覚障害者の適職として培ってきた実績があり、視覚に障害があり、これから進路を考えている方や、中途視覚障害になって、新しい仕事を考えなければならない方にとって、一つの選択肢として検討する価値の高い職業です。
免許を取得した後は、治療院を開業したり、社員の健康管理を担当するヘルスキーパーとして一般企業に雇用されたり、老人ホームなどで入所している方の健康管理を担当したりすることができます。

全国の盲学校には教育相談窓口があり、そこで詳しく相談出来ます。
全国盲学校一覧

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就労支援について

障害者の就労支援を行う窓口としては、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構があります。就労のための相談窓口が設置されているほか、職場適応援助者(ジョブコーチ)を利用することで、職場環境や仕事の進め方について具体的な助言を受けることができます。詳細は、下記のページを参照してください。

独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構/障害者の方へ
※ 地域ごとに相談できる窓口が設置されています。

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