今年度の視覚リハ岡山大会は新型コロナウイルス感染症の影響で1年の延期となりました。
大会連携委員会では、毎年1日目プログラムとして様々なテーマを設定し、自分ごととして皆さんとともに考え、話し合う場を提供してまいりましたが、今年はその機会も奪われてしまいました。しかし、視覚リハを取り巻く諸問題は待ってはくれません。そこで何らかの形で皆さんが集い、現在直面する問題をともに解決していく手段を考えていかなければとのことで、視覚リハ協会としては第2回目のオンラインセミナーを企画いたしました。
テーマは岡山大会で予定していた「ご存じですか?2025問題 超高齢化社会と視覚リハ」
現在急激にすすむ高齢化社会ですが、視覚リハの世界にも大きな影を落としています。2025年には65歳以上が総人口の30%、75歳以上が総人口の20%を占める超高齢社会を迎えると予想されています。すなわち視覚リハを必要とする方の年齢も年々上昇していくこととなり、視覚リハのニーズも今後さらに高まっていくことになります。
今回のセミナーでは、これらの問題について、現場で働く3人の方の報告をお聞きいただきたいと思います。
投稿者アーカイブ: 広報委員会
福井県立盲学校オンライン進路講演会のご案内
福井県立盲学校では、毎年生徒の進路選択の一助となるよう、様々な講師をお迎えして進路講演会を開催しています。
今年は、中途で視覚障がいとなられた後も、福井を代表する「よしむらのおかき」で知られる株式会社吉村甘露堂社長として活躍されている吉村文雄氏をお招きして、御講演いただくこととなりました。吉村氏は視力の低下を補うため、日本視覚障害者職能開発センターで音声パソコンや点字、白杖歩行の技術を習得され、現在の仕事や生活に活かされています。
例年ですと本校会議室に集まりお話を伺いますが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、密を避けるために会場では生徒および関係する教職員のみ聴講し、他の方々にはYoutube Liveによるオンライン配信にて視聴いただくことといたしました。
また講師の御厚意により、一人でも多くの方のお力になればとのことで、今回のオンライン配信は制限を設けない一般公開にて行うことといたしました。
福井県立盲学校としても初めての取り組みですので、当日不具合等が発生する可能性もございますが、その場合は後日編集した動画を公開予定ですので、そちらを御覧ください。
以上、御多用とは存じますが、皆様の御視聴を心よりお待ち申し上げております。
見えない・見えにくい人の暮らしを知る日(福井)開催のご案内
羽二重ねっと(福井県視覚障がい者支援ネットワーク)では、より多くの方に活動を知っていただくため「見えない・見えにくい人の暮らしを知る日」イベントを開催します。なおご来場いただいた方には、美味しい越前塩羽二重餅をプレゼントいたします。
【日時】 2019年10月14日(月・祝)10時から16時
【会場】 ハピリン(福井駅西口すぐ)
【参加】 入場無料、どなたでもご参加いただけます
【主催】 羽二重ねっと(福井県視覚障がい者支援ネットワーク)
【後援】 福井県、福井県教育委員会
福井県医師会、福井県眼科医会、福井県視能訓練士会
福井県看護協会、福井県社会福祉協議会、福井市社会福祉協議会
福井新聞社、NHK福井放送局、FBC、福井テレビ、FM福井
福井ケーブルテレビ、さかいケーブルテレビ
見えない・見えにくい人の暮らしを知る体験会
お問い合わせは mail@habutae-net.jp まで
(1)盲導犬と歩こう
普段お仕事中は触ったり話しかけたりできない盲導犬。でも今回は特別にハピリン周辺を盲導犬と一緒に歩けるんです。ぜひこの機会に可愛い盲導犬とお友達になってください。
日本盲導犬協会
(2)見えにくさ体験
見えにくい世界ってどんなんだろう?それを体験できるシミュレーションメガネを作って、皆さん自身で体験してみてください。
(3)サポート体験
見えない・見えにくい人に出会ったとき、どんな風に接したらいいんだろう?この体験では、そんな心配を解決します。
全盲の落語家 桂福点さん 講演会「出会いは心の光」
13時開演(12時30分開場)
テレビなどで活躍中の全盲の落語家桂福点さんが、落語や体験談などを交えながら、見えない・見えにくい世界についてお話ししてくださいます。
涙あり笑いありの講演会。どうぞお楽しみに。
見えない・見えにくい人の暮らしを助ける支援機器展示会
県内外の企業11社が最新の支援機器を展示します。目の前にある文字や様子を音声で教えてくれるAI(人工知能)メガネや各種便利グッズなど、実際に体験してそのすごさを実感してください。
【主な出展品】
各種最新メガネ型端末
・OrCamMyEye2 印刷物を読み上げたり、目の前の人物についての情報を教えてくれます。
・QDレーザ 角膜や水晶体の状況に関係なく、はっきり見ることができます。
・暗所視支援メガネ HOYA MW10 これをかければ、暗い夜道もはっきり見えます。
福井新聞D刊体験会 大きな文字で読みやすい、インターネット新聞体験会
拡大読書器、ルーペ(拡大鏡)、単眼鏡、遮光メガネ、白杖、PCソフト、その他日常生活に便利なグッズ各種
【出展企業】
アイネット(株)
アイネットワーク(有)
(株)インサイト
(株)QDレーザ
(株)KOSUGE
三和メディカル(株)
(株)システムギアビジョン
東海光学(株)
日本盲人会連合用具購買所
福井新聞D刊
HOYA(株)
盛岡大会 自分ごとプロジェクト報告
今年も盛岡の視覚リハ大会1日目に、「視覚リハ自分ごとプロジェクト」を行いました。まず初めに「視覚リハの今日的課題」について、現在活動している以下の5つの分科会から、宿題報告者による発表を行いました。
【分科会】
・Orientation & Mobility分科会
・情報アクセス分科会
・余暇活動分科会
・ロービジョン分科会
・高齢視覚障害者リハビリテーション事例研究分科会
発表を受け、参加者一人一人が感じる視覚リハにおける今日的課題を5つあげてもらいました。さらにグループに分かれ、それぞれの課題を出し合った上で、グループとしての課題を5つまとめてもらいました。
その後、他のグループを偵察に行き、その場でディスカッションをしました。
最終的に、グループで最初にまとめた5つの課題を再検討し、完成したのが19班が作成した今日的課題です。
今後はそれぞれの立場で、これらの課題を解決すべく、自分ごととして取り組んでいっていただければと思います。
当日は111名の方にご参加いただき、会場の定員ギリギリでの開催となったため、グループ内の声も聞こえにくいなど、参加された方にはご不便をおかけいたしました。それだけ皆さんそれぞれが自分ごととして取り組んでいただけたのではないかと思います。
来年の岡山大会(2020年9月11日〜13日)も新しいテーマを設けて、皆さんのお越しをお待ちしています。
視覚リハ盛岡大会1日目プログラム 今後のお申し込みについて
1日目プログラム「自分ごとプロジェクト・研究トラの巻」に多くのお申し込みをいただきありがとうございました。本プログラムへの事前登録は7月4日をもって締め切らせていただきました。
しかしながら、締切以降にも当日参加の可否についてお問い合わせをいただいておりますので、今後は以下のように対応させていただきます。
7月26日(金)12時00分より会場前(盛岡地域交流センター(マリオス)18階 会議室)にて当日参加のお申し込みを受け付けます。また本大会への事前登録がお済みでない場合は、同時に参加登録をお願いいたします。(参加登録料は会員6000円、非会員8000円、学生2000円です)<参考> http://www.sado-ec.com/z28m050_par1.html
ただし、グループ分けは職種や経験年数によらず、当日参加登録をされた方のみにて行います。ご了承ください。
ご不明な点は以下のアドレスへお問い合わせください。
shikakuriha@okajima.org
以上よろしくお願いいたします。
視覚リハ盛岡大会自分ごとプロジェクト 締切は7月4日まで
盛岡大会まで残り一ヶ月を切りました。盛岡大会の事前登録はすでに終了していますが、1日目に行う自分ごとプロジェクトはまだお申し込みを受け付けています。締切も当初6月30日までとご案内していましたが、7月4日(木)18時までに延長いたします。
当日の資料等準備の関係もございますので、できる限り事前申し込みの上ご参加をお願いいたします。
また、ネットからのお申し込みが難しい場合は、shikakuriha@okajima.org 宛にお知らせください。
お申し込みは以下のサイトをご覧ください。
【お申し込みサイト】
https://kokucheese.com/event/index/556197/
*ご注意
自分ごとプロジェクトへの参加には盛岡大会の事前登録が必要です。
事前登録がお済みでない方は、メールにてお問い合わせください。