[ 視覚リハ協会について ]

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視覚障害リハビリテーション協会は、視覚障害者の福祉の向上を目的として結成された団体です。以下に概要、事業等について紹介します。

目次

会の規約については 視覚障害リハビリテーション協会 会則 をご参照ください。

1 視覚障害リハビリテーション協会とは

1.1 視覚障害リハビリテーション協会の概要

協会の目的

本会は、視覚障害者(児)に対する、福祉・教育・職業・医療等の分野におけるリハビリテーションに関心をもつ者の相互の学際的交流を図り・理解を深めるとともに、指導技術の向上を図る活動を通して、視覚障害者(児)のリハビリテーションの発展・普及に寄与することを目的とする。(会則第3条)

協会設立の経過

1972年、厚生省(現厚生労働省) の委託事業として日本ライトハウスの歩行訓練指導員講習会を修了した人達が、歩練士研究会を結成し、その後、視覚障害福祉研究会、日本歩行訓練士協会へと発展していきました。
1972年ころ、関東地域を中心に日常生活技術訓練に従事していた人達が、定期的に勉強会を開催し、視覚障害調理研究会、視覚障害日常生活訓練研究会へと発展していきました。
さらに、1987年、日本ライトハウスを中心に日本視覚障害リハビリテーション協会が設立され、1988年2月にはロービジョン研究会が発足しました。
このような状況の中で、視覚障害リハビリテーションにおいてはこれらの領域が密接に関連しているという認識のもとに、視覚障害者へのサービスを包括的に組織的に行うべきであると考えられるようになってきました。そこで日本視覚障害リハビリテーション協会、視覚障害日常生活訓練研究会、日本視覚障害歩行訓練士協会、ロービジョン研究会の代表者が集まり、「視覚障害研究会等連絡会」を1990年2月23日に発足させ、統合化に向けて検討を始めました。
そして、1992年2月15日に「視覚障害リハビリテーション協会」が設立されるにいたったものです。

1.2 協会の主な活動

本協会では、会の目的を達成するため次のような事業を推進しようとしております。

  1. 全国大会の開催
    毎年1回研究発表大会を開催しています。 口頭研究発表、ポスター発表、シンポジューム、ワークショップなどのプログラムを通して、会員相互の研究成果の交流を図ると共に、広く視覚障害リハビリテーションに関しての啓発活動をおこなっております。また機器展示を行い、最新の視覚障害者向け機器の現状について、視覚リハの専門家だけでなく視覚障害当事者に対しても広く公開しております。また大会によっては、市民向けの講演会などを企画して、視覚リハに対する普及活動をおこなっています。
  2. 研究会、講演会、講習会などの開催
  3. 論文誌の発行
    全国大会で発表された内容や査読付きの原著論文など、視覚障害リハビリテーションに関する専門的な情報を会員間で交換し、また社会に公開していくための機関誌として「視覚リハビリテーション研究(Japanese Journal of Vision Rehabilitation)」を年2回発行しています。
    「論文原稿の投稿に関して」リンク
    「論文書誌情報」リンク
  4. 視覚障害リハビリテーションを担う専門家の育成・研修
  5. 視覚障害リハビリテーションの研究・実践に関する実績の表彰
  6. その他、前条の目的を達成するために必要な事業

1.3 協会の会員

協会の目的に賛同する人であれば誰でも会員になれます。
社会福祉施設の職員、盲学校・弱視学級の教諭、大学及び研究機関の研究者、眼科医、視能訓練士、ボランティア活動家、視覚障害者やその家族等が会員となっています。
視覚障害リハビリテーション協会の会員は、約400名程度です。
視覚障害者(児)のリハビリテーションに関心を持ち、本会の趣旨に賛同していただける方で、正会員として登録していただける方には年会費 5,000円を納めていただいています。
また、今後の視覚障害リハビリテーションを行っていきたいという学生のために学生会員の制度を設けています。学生会員には年会費2,000円を納めていただいています。
本会の趣旨に賛同していただける法人、団体または個人で維持会員になっていただける場合は、年会費20,000円を納めていただくこととしています。
入会希望の方は、入会申し込みにあたってのページで必要事項をご記入ください。

2 協会会長から

会長 吉野 由美子

私は、良い方の眼の矯正視力0.2のロービジョン当事者です。
日本福祉大学で社会福祉を学び、1974(昭和49)年名古屋ライトハウスあけの星声の図書館(現名古屋盲人情報文化センター)で、中途視覚障害者の相談に乗る仕事につきました。そこでお目にかかった中途視覚障害者があまりに絶望感に打ちひしがれ、希望のない毎日を送っておられるのを目の当たりにして、憤りを感じ、視覚障害リハビリテーションの方法とシステムの構築を自分のライフワークと考えるようになりました。
1999(平成11)年高知女子大学に赴任し、最初に私が中途視覚障害者と出会って20年以上経っているのに、視覚障害リハビリテーションは、ほとんど世の中に知られていない現実を突きつけられ、再び視覚障害リハビリテーションの普及活動に意欲を燃やすことになりました。
11年間高知という地域で在宅の視覚障害者の支援を行って来た経験から、視覚障害リハビリテーションは、一つの専門職種でできる事ではなく、医療・教育・福祉のあらゆる職種の連携なくしては不可能であることを痛感しました。
視覚障害リハビリテーション協会は、その発足当時から、視覚障害者に対する支援をおこなうためには「あらゆる職種の連携」が不可欠であるということを認識して作られた協会であると私は考えておりますから、その原点が実現するように、会の運営に力を尽くして行きたいと思っております。
幸い、会員には現場における豊富な臨床経験を持っておられる方がおり、その豊富な臨床経験を客観的に評価する方法を持っている研究分野の方たちが多数属しておられます。現場の方たちと研究に携わる方たちとが力を合わせて、視覚障害リハビリテーションの方法・技術を精査し蓄積して、その蓄積した方法・技術を、視覚障害支援に携わる方た広く公開し、一般社会への普及を促進し、視覚障害に関わる制度や施策の立案時には参考にしてもらい、当事者の方たちに有益な情報を提供できるようなシンクタンクになれるように、協会が発展していけるよう力を尽くしたいと思っております。
「職種間の理解」、「連携」というのは、良く使われる言葉ですが、実現するのはなかなか難しいものです。
視覚障害リハビリテーションに関わる多分野の方たちが入会していただき、いろいろな意見をぶつけ合って、共に成長できる協会を目指したいと考えております。
視覚障害者に対する施策は「もう出尽くした」とか「解決済み」とかいわれている今だからこそ、この協会の地道な研究・実践活動が必要です。
視覚障害者支援に関わる方たちの交流と相互理解の場として、当協会をみんなで育てて行きたいと思っております。

3 視覚障害リハビリテーション協会役員名簿

視覚障害リハビリテーション協会役員名簿(2016年4月)
役職 氏名 所属
会長 吉野 由美子 視覚障害リハビリテーション協会
副会長 小田 浩一 東京女子大学 現代教養学部
副会長 田中 雅之 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団
理事 阿部 直子 特定非営利活動法人アイサポート仙台 仙台市中途視覚障害者支援センター
理事 新井 千賀子 杏林大学医学部附属病院 アイセンター
理事 氏間 和仁 広島大学大学院教育学研究所
理事 大倉 元宏 成蹊大学 理工学部
理事 岡島 喜謙 福井県立盲学校
理事 岡田 弥 社会福祉法人 日本ライトハウス 情報文化センター
理事 加藤 俊和 特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会
理事 金平 景介 公益財団法人高知県身体障害者連合会
理事 小林 章 国立障害者リハビリテーション学院
理事 小林 幸一郎 NPO法人モンキーマジック
理事 阪井 紀夫 徳島県立障がい者交流プラザ 視聴覚障がい者支援センター
理事 佐渡 一成 さど眼科
理事 園 順一 京都福祉情報ネットワーク
理事 武田 貴子 社会福祉法人北九州市福祉事業団 北九州市立 介護実習・普及センター
理事 田中 恵津子 杏林アイセンター、浜松視覚特別支援学校非常勤講師
理事 永井 伸幸 宮城教育大学
理事 原田 敦史 堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
理事 堀江 智子 公益財団法人日本盲導犬協会 日本盲導犬総合センター(富士ハーネス)
理事 矢部 健三 神奈川県総合リハビリテーションセンター 七沢更生ライトホーム 機能訓練課 視覚障害班
理事 和田 浩一 愛媛県立松山盲学校
監事 池谷 尚剛 岐阜大学教育学部
監事 石川 充英 東京都視覚障害者生活支援センター

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